札幌で話題の自動販売機 気になる商品をレポート

札幌で話題の自動販売機
気になる商品をレポート

コロナ禍の現在、注目を集める自動販売機

全国で約235万台設置されている飲食物の自動販売機(以下「自販機」)(一般社団法人日本自動販売システム機械工業会調べ)。時間を選ばず商品をボタン一つで買える手軽さと対面を避けられる非接触の販売形式が、コロナ禍のなか注目を集めている。コロナの影響で自販機が再注目されると、それに伴い販売される商品の種類も増え、肉や魚、スイーツなど、これまで見かけなかった物も全国各地で販売されるようになった。それは札幌も例外ではなく、各地で魅力的な自販機が置かれている。コロナの影響で自販機が再注目されると、それに伴い販売される商品の種類も増え、肉や魚、スイーツなど、これまで見かけなかった物も全国各地で販売されるようになった。それは札幌も例外ではなく、各地で魅力的な自販機が置かれている。

道外のラーメンを食べて自宅で旅気分「ラ販機」

2021年6月に登場した札幌市北区のJR線下にある「ラ販機」は、道外のラーメンを販売している冷凍ラーメン専門の自販機だ。
ラ販機代表の小田さんは「お出かけも気軽にできない状況にストレスが溜まっている人も多い。いろんな地域のラーメンを食べて、旅をしたような気分になってもらえれば」と、今回の取り組みを開始した。大のラーメン好きな小田さんが第一弾として選んだのは、「ど・みそ(東京)」「活龍(茨城)」「景勝軒(群馬)」「なんぶ庵(青森)」の4軒のラーメンや餃子。今後は2か月ごとにメニューが変更される予定だ(10月29日からは「活龍(茨城)の豚そば」「カネキッチンヌードル(東京)の芳醇鶏醤油らぁめん」「麺や福はら(大阪)の淡麗煮干そば」「なんぶ庵(青森)の濃厚サバ豚骨つけ麺」が並んでいる)。

ディスプレイの説明文にある「煮干し」の文字に惹かれ購入した「なんぶ庵」の中華そば(1100円)。
中には凍ったスープと麺、そして説明書のみが入っている。お店でつくったスープをそのまま冷凍したストレートスープなので、湯煎するだけで調理完了。さらに、チャーシューやメンマなども冷凍スープの中に入っているので具材の準備も必要なく、手軽にお店の味を楽しめる。今回はよりパッケージの写真に近づけるため、玉ねぎとゆで卵をトッピング。一口で煮干しの旨味が存分に感じられる濃厚な味わいだ。ストレートな細麺も、よく煮込まれてとろみがついたスープによく絡む。今後登場するラーメンにも期待が膨らむ味だった。
ラ販機設置場所:札幌市北区北6条西7丁目5番地 販売時間:24時間

日本初の冷凍ケーキ自販機 「夢工房 climb」  

厚別区の製菓店「夢工房 climb」が2021年4月より販売している冷凍ケーキ自販機。当初は2箇所に設置していたが人気を呼び、新たに白石区に2台増台した。自販機に並ぶのは人気商品のカタラーナ(500円)のほか、ミルクロールやフルーツロールなどロールケーキ各種(各500円)、工場で生産しているシートケーキの切れ端(工場前に設置された自販機のみでの販売)(400円)。ケーキの切れ端は何が登場するか分からないようになっている。

今回購入したカタラーナ(500円)はお店イチの人気商品で、アクセスサッポロの中に設置された自販機ではこれだけを専門で販売している。冷凍のまま食べると最初はアイスを食べている感覚。次第にクリームが溶けていき、バニラの香りと濃厚さが増していく。カラメルの上品な苦味ともマッチして、飽きを感じさせない大人なスイーツだ。子どもへのお土産には、道産の小麦、卵、砂糖を使用した、コク深い味わいのロールケーキがおすすめ。現在はミルクロール、フルーツロール、イチゴロールに加え、変わりだねの香ばしみそロールの4種類が並んでいる。工場ではほかにも様々なロールケーキを製造していて、商品の入れ替えも検討しているそうなのでお楽しみに。
夢工房climb 冷凍ケーキ自動販売機設置場所
札幌市厚別区厚別北2条3丁目1−1 株式会社climb工場前
札幌市白石区南郷通3丁目南8−25 下村速配有限会社横
札幌市白石区中央2条5丁目16 平和通沿い
札幌市白石区流通センター4−3−55 アクセスサッポロ1階
販売時間:24時間 ※アクセスサッポロ1階のみ施設の営業時間に準ずる

話題のケーキ缶が24時間楽しめる patisserie OKASHI GAKU

6月にRisotteria GAKU渋谷で店頭販売され、テレビやSNSでも注目を集めたショートケーキ缶。それが札幌で、しかも24時間購入できる自販機が7月に登場した。ケーキを買うときの「閉店が早くてなかなか買えない」「崩れやすく持ち運びにくい」という不便さを取り除かれ、誰でも購入しやすいようになっている。ディスプレイにはショートケーキ缶330ml(1100円)と250ml(980円)やふわ缶3種(各900円)のほか、モンブラン缶(980円)、プリン缶(500円)など全10種類のメニューが並び、目移りしてしまう。

話題のショートケーキ缶は、馴染みのあるショートケーキをそのまま缶にしたようなかわいい見た目のいわゆる「萌断」なスイーツだ。
見た目はもちろん味にもこだわり、きめ細かくフワフワな食感に仕上げたスポンジに、さわやかな酸味がきいた北海道産イチゴ、甘さ控えめだが濃厚な生クリームなど、それぞれの材料のバランスが緻密に計算されている。

子どもと一緒に楽しむなら、10月7日から自販機限定で販売している苺ミルク缶(500円)がおすすめ。北海道産の牛乳がたっぷりと使用された苺ミルク缶は、イチゴとミルクのムースが濃厚な味わいを生んでおり、大人から子どもまで楽しめる一品になっている。
patisserie OKASHI GAKU ケーキ缶自動販売機設置場所:札幌市中央区南4条西2丁目10-1 南4西ビル1階 販売時間:24時間

キッシュが気軽に味わえるPARK DELI(パーク・デリ)

道産食材を使用した惣菜の販売を行うパーク・デリが、2018年に設置したキッシュを販売している自販機。店内で販売されている味そのままに、飲料缶と同じ大きさの容器に収められたキッシュは、片手サイズで購入後も持ち帰りやすい。
「キッシュをもっと気軽に楽しんでもらい、その魅力を知ってもらいたい」と店長の田畑さん。より多くの人に食べてもらえるようリーズナブルな価格設定を心がけている。

自販機では浜中平川水産の雲丹(うに)キッシュ(500円)や根室産帆立のキッシュ(400円)、厚切りベーコンのピザ風(400円)、4種チーズとクルミ(400円)など、全5種類のキッシュを販売。今回購入したのは、一番人気の知床サーモンとほうれん草のキッシュ(400円)。どれも北海道の食材にこだわっているのが魅力的で、チーズとサーモンの風味が口いっぱいに広がる。購入したものは袋から出せばそのまま食べられる。あたたかいキッシュを食べたいときは、袋から取り出して電子レンジで30秒温めればOK。チーズの濃厚な香りと、しっとりとした食感がやみつきになるはず。
PARK DELI(パーク・デリ)キッシュ自動販売機設置場所:札幌市中央区南8条西9丁目725-29PARK DELI 店舗前 販売時間:24時間

未来の食事!? ハシエンダインターナショナルの昆虫食自販機 

小樽市の非公認ご当地ゆるキャラ「ゾンベアー(©️有限会社ハシエンダインターナショナル)」とコラボした昆虫食自販機。一見するとおもしろ自販機だが、昆虫は食糧問題や食品ロス問題の解決策としてSDGsでも注目されている期待の食料だ。自販機を設置した代表の氷室さんは「数十年後、昆虫食が当たり前になる時代が来るかもかもしれない。その時代を生きる子どもたちと共に将来を考える材料にしてもらいたい」と話す。小学校ではSDGsの学習が進んでいることもあり、もしかすると大人も知らない驚きの知識が子どもたちから披露されるかもしれない。

自販機に並ぶのはイナゴにコオロギ、タケムシやゲンゴロウ(各880円)など。ほかにもコラボ外商品で、タランチュラ(2,800円)やブラックスコーピオン(各2,700円)も販売。今回は、佃煮にして食べる地域もあるほどポピュラーな初心者向けのイナゴを購入。

【虫が苦手な方は閲覧にご注意ください】

袋から出したイナゴはしっかりと虫の姿を留めていて、虫が苦手な人が食べるには勇気がいるビジュアルをしていた。パッケージには温めるとさらに美味しくなるという表記もあったが、今回は温めずに常温で実食。口に入れたときの食感や味はエビに近く、意外にも虫を食べている感じはなく塩が効いていてクセになる味だった。昆虫食をきっかけに、未来の食糧問題について家族で考えてみてはいかが。
昆虫食自動販売機設置場所:札幌市清田区北野北5条2丁目6-3 ジュンスポーツクラブ清田教室前 販売時間:24時間

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